トップページ > 坐骨神経痛とは > 坐骨神経痛にはどんな症状が多いか

坐骨神経痛は、おもに下半身の痛みやシビレといった症状として表われることが多い病気です。
しかし、範囲が広く、症状もさまざまなのでしろうとでの自己判断はなかなか難しいかもしれません。

筋肉に表われる痛みやシビレ

坐骨神経痛は神経痛と書きますので、まさか筋肉痛になって表われてくるとは思わなかった、という方もいます。
しかし、初期症状として筋肉痛と間違える方も少なくないのです。

坐骨神経痛は確かに神経に問題が生じる病気です。
しかし、神経と筋肉の関係を考えてみましょう。
脳で思考して「歩く」と決定すると、脳はその指令を神経を通して筋肉に伝えます。
つまり神経が筋肉をコントロールしているのです。
ですから、その神経がおかしくなれば、その下に活動している筋肉も影響を受けることになるのです。
神経が普通以上に筋肉を動かそうとすると、筋肉は過剰な動きを強いられて筋肉痛を起こします。
また、神経障害がさらに悪化していくとその支配下にある筋肉は委縮したりマヒしたりしかねません。
それらの症状が坐骨神経痛に端を発しているのです。

片足だけの痛みに注意

歩いたり自転車に乗ったりという両足をほぼ同じように使う活動をしているのに、どうも片足ばかり筋肉痛を感じるなら、坐骨神経痛の可能性も考えられます。
単なる活動過多から筋肉痛になるなら、両足同じように痛むことでしょう。
片足ばかり痛い、シビレるなら坐骨神経痛を疑いましょう。

足に沿った広範囲の痛みやシビレ

坐骨神経痛は足に沿って広範囲に痛みやシビレを発することも多いといえます。
腰から足にかけて、太もも裏から足先にかけて、といった具合に足に沿って長く症状が出るなら、坐骨神経痛を疑いたいものです。
何かの原因で神経が圧迫されていると、ピリピリした痛みや鈍痛などが起こるかもしれません。

歩行障害として表われることも

坐骨神経痛になると、歩くことが困難であったり痛みを伴う歩行障害として表われることもあります。
痛みやシビレがひどくなると、歩くのがつらくなります。
痛みを感じると人間は怖く感じて緊張してしまい、さらにこわばる結果となるのです。
また、坐骨神経痛は片足に症状がでるのでバランスが悪くなり、その結果歩行障害を引き起こしやすいのです。

片足だけが痛み、歩きにくさを感じるとしたら、坐骨神経痛を疑ってみましょう。
まずは正確な原因を突き止めることが、治療の第一歩でもあるからです。

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